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【 ウーズル効果 】

閲覧数:
2021.12.24(15:28) 74




【 ウーズル効果 】


「ウーズル効果」とは、簡単に言うと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ある事象Aに対し、Bという説が
(実際は、正しい事が確定していないのに)
「正しい」と確定しているように思い込み、

また、それ(B説)が広く ❝信じ込まれ❞
その結果、B説が、あたかも都市伝説、
またはファクトイド(※)として
世間に蔓延している状態(現象)を言います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


(※)ファクトイド(Factoid)
事実として提示された(実際は)虚偽あるいは
まやかしの主張を意味する用語。
(Wikipedia より抜粋、少し編集)


本来「B説が正しい事」を確定させる為には、
その主張者は立証責任を果たし、
Bの理由付けが「本当に正しい」説である
という根拠を明示する必要があるのです。

地動説が広く〝信じ込まれていた〟時代を考えれば
理解が出来ると思います。

---------------------

ところで、この「ウーズル」という言葉の出典は
あの『クマのプーさん』の作品に出てくる
仮想上の「生き物」なのです。


さて、この「ウーズル効果」を(知ってか、知らずか)
多用する人の特徴的な発言として

①「〜という事は既に確定している」
②「〜という事は科学的に証明され、論争に終止符が打たれた」
③「〜という事は誰もが認めている」

という、イントロで始まることが多い
とされています。

ここまで言えば、もうバレましたかね
「喫煙賢者」の方達には σ^_^;


嫌煙諸氏において、上記 ① ~ ③ の 定型句は
常套的な話法なのです。

曰く
「タバコには害がある、というのは共通認識です」
「受動喫煙の害は既に確定している(立証されている)」
「三次喫煙も、害があるという事は疑問の余地がない」
(三次喫煙じゃなく、「賛辞喫煙」と言って欲しいなぁ ^^)

などなど・・・、即ち、
『何等の疑い や 自己検証を行わない鵜呑み発言』
なのです。



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コメント

は~い、zom さん、今晩は~ ・・・ です。

> 惑わされないように疑ってかかる必要があるということですね!

です、です。

やはり自分の納得する方法で確認(または検証して)
認識する(信じる)・・・という事が大切だと考えています。

ネットの発達した今の時代、多種多様な情報が
溢れかえっていますので、玉石混合の情報の中から
本当に重要な(或いは自分にとって大切な)情報を
選び出す能力を養いたいと思っています。


「ウーズル効果」は、詭弁と言うより ❝認知の歪み(誤った思い込み)❞ と
表現した方が適切かもしれません。

詭弁の場合、その発言者は「自分の発言が詭弁である事」を
分っているケースが多く、その詭弁によって、
最悪「人を騙す」ようなことを意識していますので・・・


ま、ま、コメントありがとうございました。
では、では。

【2021/12/28 00:16】 | ウータン #- |[edit]

ウータンさんこんにちは。
勉強になったのでコメントせずにいられませんでした!
【ウーズル効果】。
詭弁の一種になるんですかね。
惑わされないように疑ってかかる必要があるということですね!

ありがとうございました。
【2021/12/27 21:40】 | zom #- |[edit]

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